あとへ
直線上に配置
あとへ

 目的:左側に座り、左側を一緒に歩くことを教えます

 Tipsのコーナーの”あとへを教える前準備”の準備段階を経ているので、アトムはだいぶ私の左側に慣れました。

1.一緒に歩く「あとへ」
 すでに「座れ」はできるので、まず座らせアトムの右側に立ちます。その後「アトム」と呼びアイコンタクトを行います。そのまま集中させておいてから、左足から足を出して一歩踏み出します。そうすると犬の本能として動く物を追いかけようとしてアトムもすっと動きます。すかさず「カキ」+ご褒美、一杯褒めるを行います。この時左膝の少し上をポンポンと叩き目標にします。
 この1歩を踏み出す練習を行います。後はコマンドを付け歩く距離を伸ばしてゆきます。
 本当ならばアトムは「あとへ」で歩いているときには、ずっと私の顔を見、集中していなくてはいけないのでしょうが、別に競技会に出すつもりや、資格を取るつもりもないので、私の左側を歩ければそれで良いやと思い、特に気にしませんでした。あくまで家庭犬としてのコマンドなので、一緒に散歩出来れば十分です。
 リードを付けて同じように練習しました。
 ここまでのことは屋内でも十分練習できるので、実際外に出たときに大変楽でした。


2.左側へ来て座る「あとへ」(これは「つけ」というような別のコマンドにして分ける方が一般的なのかもしれません)
 アトムを座らせ正面に立ち、餌やボールなどへ集中させます。そのままアトムを誘導するように目標物を自分の身体の右側から後ろ、そして自分の左側へ動かし、アトムを自分の左側へ動かします。うまく左側に来たら、「座れ」を教えたときのように目標物をアトムの頭の後ろの方へ動かし、座らせます。この辺になるとアトムも誘導される事を理解しているらしく、素直に動いてくれたので、特に苦労せず正面から私の左側へ誘導できました。うまくお尻をおろせたら「カキ」+ご褒美、一杯褒めるです。
 もしうまく誘導できなくても焦らず、まず少しでも目標物につられて身体を回り込んだところで「カキ」...で褒めてあげて、徐々に左側へ来る距離を伸ばすようにブラシアップしてゆけば必ず出来るようになると思います。
 後は段々「あとへ」のコマンドを付けてゆき完成させます。

3.散歩中での「あとへ」の確認
 私の場合、道は訓練の場所、公園で自由にさせてからコマンドの練習と位置づけています。ですので家から出てすぐにトイレをさせ、一杯褒めた後は座らせ「あとへ」と言って散歩を開始します。道路から公園に入る前に座らせ「良し良し良し!」と言って軽くお尻を叩き、もう自由だよと教えます。
 道路を歩いている時には頻繁にアトムの様子に注意し、ちょっと油断していたら急に方向を変えたり、立ち止まったりして、どんな時でも私の左側から大きく離れないように注意します。もちろん「良し良し」と褒めたり、「良い子だね」とか「もう少しだから頑張れ」と励ましたりします。
 又時々「アトム」と呼んでアイコンタクトをさせたりします。

 道路上の散歩は、他の犬に注意したり、アトムが油断しているのを注意したり、名前を呼んだり、声をかけたり、やさしく撫でたり、等で楽しむ余裕はありません。
 訓練が終わった後に公園や、海岸でぶらぶらする時だけアトムとの散歩を楽しめます。

直線上に配置

プリンタ出力用画面 友達に伝える