おーいアトム・ウラン遊ぼうよ！

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ジーッと見つめないで

ジーッと見つめないで

　朝の散歩から帰ってきて、水をたっぷり飲んでしばらく休憩すると、メシをクレクレ！！攻撃が始まります。

　アトムがまだ子犬の頃は、ワンワン吠えたり、カミカミ攻撃をしました。２、３ヶ月前までは、ワンワン吠えて食事を要求していました。しかし、徹底的に無視したり、それでも止めない場合は、ひっくり返してのマズルコントロールを行い、言いなりにならなかったので、最近ではワンワン吠えても効果がないと理解したようです。

　しかし、彼は新しい攻撃方法を考えつきました。それも一番耐え難い強烈な攻撃方法です。

　２、３ヶ月前から始めた攻撃は、まず私から少し離れた所に座り、私が視線を合わせてくれないかと期待しながら私を見つめます。これだけでも心が動いてしまいますが、彼はその次に、左手を上げて「ハーイ」をします。まだまだ我慢我慢！。
　無視していると彼は私の側へ寄って来て、前足で軽く私の腕をと引っかきます。まるで「ねーっ、ねーっお父さん、何か忘れていない」とでも言いたげに、あくまで軽ーくです。あーっもうたまらん、ここでご飯を上げていました。

　ここ１ヶ月はこの、ねーっ、ねーっ攻撃にも耐えて、次は何をするだろうと様子を見ていました。すると彼は、ねーっ、ねーっ攻撃が効果がないと分かると、次は最終攻撃に出てきたんです。

　なんと彼は私が見ているテレビの間に入ってきて、顔を私の顔のすぐ側まで寄せてきて、ハアハア言いながら、ジーッと私を見つめるんです。

　「お父さん、お父さん、気がついてよ、目を合わせてよ、お願いだから」と言いたげな無垢な視線が、無視している私の目に突き刺さります。もうだめです、こんな攻撃耐えられません。大笑いしてご飯にしようかといってしまいます。アトムも大喜びです。

　ラブって、色々試すと本当に反応が人間らしくて、かわいっくってしょうがないですね。

この熱い視線のすぐ先に私の顔があります。
毎日つらいです。

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